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ふきっ子おやきのこだわり話

ふきっ子おやきのこだわり話

 

 

■ 店主のこだわり

 

ふきっ子おやきの店主、小出陽子 信州おやきのエトセトラ

“おやき”と呼ばれる郷土食は全国津々浦々に存在していますが、いわゆる“信州のおやき”はおばあちゃんやお母さんが食べきれない野菜や漬物を具にして、小麦粉で包んで焼いたり蒸かしたりしたのがはじまりです。

 

おやきの可能性

 

具材はたーくさんの旬の野菜たち。
それを小麦で包む“おやき”は、栄養のバランスも良くカロリーも低い、まさに現代の“ヘルシーフード”であり、“スローフード”です。だから【ふきっ子おやき】は現代版おやきの可能性をどんどん追求していきます。

忙しい朝食にも、コンビニおにぎりだけより“おやき”、おやつにもスナック菓子より“おやき”。
だから「おやきを食べよう!」

ふきっ子おやき店主 小出 陽子

 

 

■ 3つの自慢

 

ふきっ子おやきの自慢、その1ふきっ子おやきの“おやき”は、膨らし粉を使わず小麦粉だけで生地(加水率120%)を作り、具を包み、特注の鉄板で両面を焼きつけ、せいろで蒸かして、できあがり。

水分が多い生地のため、手の上で具を包み込むには熟練の技が必要です。柔らかいのにもちもちとした触感があり、油分もなく非常にあっさりとしています。

これがひとつめの自慢。

 

ふきっ子おやきの自慢、その2ふたつめの自慢は、何といっても味がバラエティに富んでいること。

“おやき”は、小麦粉で野菜を包むだけのシンプルな食べ物です。
だから味の可能性は無限大。

旬の野菜たちをふんだんに使いながら、さまざまな味のバリエーションをお客さまに楽しんでもらっています。
昔ながらの素朴な味を大切にしつつ、新しい味を創造している信州おやき専門のおやき屋です。

 

ふきっ子おやきの自慢、その3みっつめの自慢が、一番の自慢!

それは地元の方々に愛されている【おやき屋】であること。

おやきを愛する人たちがいつも、いつまでも「おいしい!」といってくれる【おやき屋】であり続けるために【ふきっ子おやき】は今日も頑張っています!

 

 

おやきってなあに?

おやきってなあに?

 

■ おやきとは

 

おやきとは“おやき”は一言でいうと“野菜を小麦粉でつつんだおまんじゅう”です。

“おやき”は、昔からおばあちゃんやお母さんが家庭で野菜やお漬物を具にして、小麦粉で包み、焼いていました。
時代が変わっても母から娘へ、姑から嫁へと、作り方も味も受け継がれ、連綿と守られてきた信州の代表的な郷土食です。

 

■ おやきの歴史

 

そもそもの信州おやきのルーツは、長野県西山地方でつくられる“灰焼きおやき”といわれています。
農作業の合間や夜なべ仕事の傍らで、囲炉裏の灰の中に入れて焼き、食していました。

現在のおやきに進化を遂げていった過程には、囲炉裏から釜戸への移行があります。衛生的かつ短時間で作れる“焼いて蒸かすおやき”に、さらに短時間でできる“蒸かすおやき”に変わっていったようです。

“おやき”はいつごろ誕生したのでしょうか?

おやきとは小麦や米、木の実などを粉にし、水を加えて練り上げ平たくし、焚き火や囲炉裏で両面を焼いたものが、おやきの原点です。
今から約4,000年前の縄文時代に、すでにおやきはつくられており、長野県西山地方で発掘されています。

それから時が経ち、野菜の具を入れるおやきもつくられるようになりますが、いわゆる“灰焼きもち”が信州おやきの原点といわれています。
中山間地のほとんどの農家でつくられていた“灰焼きもち”は、囲炉裏と共に生まれました。
山間では昼夜を問わず囲炉裏の火を絶やさず、おやきはオキの中で焼かれ、保存食としても重宝されました。

しかし、囲炉裏から釜戸への移行が、現在の“蒸かすおやき”や“焼いて蒸かすおやき”に変化する主因となっていきます。囲炉裏の灰を払って食べるおやきよりも、釜戸に焙烙を乗せて両面を焼き蒸かすおやきの方が柔らかく衛生的という理由もありました。

 

■ さまざまなおやき

 

おやきとは現在“おやき”と呼ばれているものには、種類が多くあります。

“灰焼きおやき”、“焼いて蒸かすおやき”、“蒸かして焼くおやき”、“蒸かすおやき”、“揚げるおやき”など。

また、生地も小麦粉だけでなくそば粉や米粉を入れてつくるおやきもあり、膨らし粉やイースト菌を入れたパン系のおやきもあります。

呼び名もまた“おやき”だったり、“焼きもち”、“焼きまんじゅう”、“まんじゅう”ともいわれています。

このように“おやき”が多種多様になったのは、各地域で生産される穀物の種類が違うことや、それぞれの地域の食文化、慣習の違いであることなど複数の理由が挙げられます。

 

■ おやきを食べる習慣

 

おやきとは“おやき”は、信州では昔から仏事と深く関わりがあり、春と秋のお彼岸にはご先祖さまにおやきをお供えし、8月1日(石の戸)にはご先祖さまのお墓掃除におやきをつくり、お盆の8月14日にはおやきを仏前にお供え、朝食にする習慣があります。

また山間地では、この他にお正月や大晦日におやきを食べる習慣が、今でも残っています。

このように、信州では“おやき”が人々の生活と密接に結びつき、現在まで地域ごとに“おやき”が作り継がれてきました。

 

■ おやきの特徴

 

“おやき”の特徴は、何といっても、その手軽さにあります。

手ごろな大きさで、手に持ったままかじることができる。

おにぎりやサンドイッチ類の軽食感覚で、おやつにも食事にもなり、持ち歩きも邪魔にならない。

しかも、栄養面では完全食。

おにぎりやサンドイッチと違って、たんぱく質、炭水化物、ビタミン、ミネラルが手軽にバランスよく摂取できます。

 

■ 【ふきっ子おやき】のおやきは?

 

【ふきっ子おやき】は、上記にあげたおやきの種類では“焼いて蒸かすおやき”に分類されます。このおやきの流れは、西山地方でつくられている“灰焼きおやき”が里に降りてきた最初の地、更級(さらしな)地方の製法で、焙烙(ほうろく)で焼いた後に、セイロで蒸かすおやきです。

灰焼きおやきがルーツとすれば、灰焼きに一番近い製法でつくられているということ。手間がかかるおやきです。膨らし粉やイースト菌を使っていないため、小型でも小麦粉の量は多く、ボリュームがあります。

おやきとは作り方は“水取り”と呼ばれ、生地の水分が多いのが特徴です。

加水率が高い(120%)ため、生地を手に取った瞬間に素早く丸めないと、生地が指のすき間から流れ落ちていってしまいます。熟練の技が必要となる難しいおやきなのです。そのため、この水取り製法で更級地方のおやきをつくっている店舗は、長野市内でも2件しかありません。

また食材や調味料は、自然なものをより多く取り入れるように心掛けているため、たんぱく質、炭水化物、ビタミンはもちろんですが、ミネラル分が非常に多いおやきとなっております。

 

おやきについて、理解していただけましたか?
理解したら、つぎはぜひ食してみてくださいませ!

 

 

おやきのおいしい食べ方

おやきのおいしい食べ方

 

 

おやきはそのまま食べるもの、と思っていませんか?

いえいえ、そんなことはありません。いろいろな食べ方があります。

【ふきっ子おやき】は、一年を通して『冷凍便』にてお届けしております。

ここではその理由と、おやきをよりおいしくお召し上がりいただくためのヒントをお届けします。

 

 

■ おやきのおいしい解凍方法:電子レンジの場合

  • お届けした冷凍おやきをお召し上がりの際は、まずナイロン袋から取り出し、適宜数をお皿にのせてください。
    “ラップなし”で、電子レンジにて温めてください。

    温め時間の目安(500wの場合)は
    1個の場合:1分15秒
    2個の場合:2分30秒
    3個の場合:3分40秒

    おやき全体が温かく、冷たいところがないように解凍してください。
    甘味おやきは、解凍時間を少なめ(1個の場合で1分ほど)にしてください。
  • 皮のやわらかい食感がお好きな方は、ナイロン袋に入ったおやきを、そのままターンテーブルにのせて解凍していただいても構いません。
    こちらの方が、多少水分を含んで皮が柔らかくなります。
  • 焼いたおやき電子レンジ解凍の後に、テフロン製フライパンにて両面を弱火で各2分ほど焼くか、オーブントースターで両面を焼いていただくと、より歯応えのよいモチモチッとした皮の食感を楽しんでいただくことができます。

 

■ おやきのおいしい解凍方法:自然解凍の場合

  • 冷凍おやきを1時間ほど(夏場は30分、冬場は1時間以上)室温で自然解凍した後に、テフロン製フライパンもしくは油を薄くひいたフライパンにて、弱火で両面各5分ほど、焼き目がつく程度に温めていただきますと、モチモチッとしたおやきができあがります。

 

■ おやきのおいしい解凍方法:応用編

 

冷凍庫の奥に入ったまま忘れていて冷凍焼けを起こしてしまった方や、普通の食べ方では飽きちゃったという方には、こんなお召し上がり方法もございます。
※ただし甘味おやきには向きません。

  • うす味仕立てのお味噌汁やすまし汁をつくって、そこに解凍して熱々のおやきを4等分ほどに切り分けて入れ、1回沸騰させて火を止めます。
    薬味にネギなどを散らせば“すいとん汁”の完成!
  • 解凍したおやきを“鍋物のシメ”に投入するのがおススメ!
    お鍋の最後におうどんやご飯を入れる代わりに、解凍したおやきを入れてみてください。キムチ鍋や鶏鍋とは特に相性がいいみたい♪
  • 「やっぱりそのままがおいしい!」というわけで、お子さまのおやつに、ご家族ご一緒に、ホームパーティに、解凍したおやきを“ホットプレートで焼き焼き”しちゃいましょう。ホットケーキやお好み焼きと一緒につくってもよし。粉モノパーティで楽しんでみては?

商品到着後すぐにお召し上がりにならない冷凍おやきは、ご家庭の冷凍庫にて保存をし、賞味期限内にお召し上がりください。

 

■ なぜ【ふきっ子おやき】のおやきは冷凍便で届くの?

 

【ふきっ子おやき】のおやきは、1年を通して冷凍便にて、お届けしています。

「寒い時期は普通便やクール便でもいいのでは?」とのご質問も多くいただきます。

でも、冷凍でお届けするには理由があります。

  • 小麦粉は水分を含めば含むほど膨張し、弾力が損なわれていきます。

    とりわけ、水分の多い野菜や餡を包んだおやきの皮は、時間が経つほどに柔らかく、ふやけていきます。
    しかし【ふきっ子おやき】のおやきは、つくりたてを急速冷凍することにより、具材の水分が生地に浸水することを防ぎ、皮の弾力を保つことができるのです。

  • 【ふきっ子おやき】のおやきは、膨らし粉やイースト菌を使っていません。

    加えて水分を非常に多く含む小麦粉生地のため、具を包み、焼き、蒸かすというプロセスの中で、おやきの隙間に入り込んでいる空気を全て押し出していきます。
    ですから、できあがった【ふきっ子おやき】のおやきには、空気の隙間がありません。
    これが、冷凍状態でお届けしたおやきを解凍して召し上がってもおいしさを損なわない一番の理由です。
    空気を含んだ冷凍おやきを解凍すると、空気の穴から離水がはじまり、食感を損ないますが、【ふきっ子おやき】のおやきはつくりたてにほぼ近い状態に解凍することができるのです。

 

 

素材へのこだわり

ふきっ子おやきの素材へのこだわり

 

 

■ 長野県上田市上丸子の味噌

 

長野県上田市上丸子の味噌創業文政四年(1821年)。昔ながらの製法と厳選した国産原料にこだわり、信州味噌を作っている信州味噌の醸造元『大桂商店』さま。天然醸造で手造り生産し、蔵出しはかり売りスタイルのため、一般には流通していないお味噌です。
手造り、天然醸造、無添加、生、吟醸、良質な国産原料にこだわり、機械による麹造りを良しとせず、麹室(こうじむろ)での麹蓋方式による伝統的製法にて、すべて手仕事で麹出しを行い、仕込みをしています。
信州というこの地独特の風土と四季の温度変化により自然に発酵、熟成の進んだお味噌は、味はもちろん、香りが違います。

出会ったその日に、お味噌の変更を決めました。とにかくおいしい。そう思ったからです。
実際におやきを作ってみてびっくりしました。予想以上に優しく、お野菜のうまみ、甘みをさらに引き立てる味になりました。

 

■ 種子島の本きび糖

 

種子島の本きび糖さとうきびは、種子島他の生産地において、粗糖となる分蜜糖と、黒糖が主の含蜜糖と、このふたつに加工されます。
その後、分蜜糖はその大部分が精製糖企業に移送され、消費者が通常購入する白砂糖として精製されていますが、ミネラル分はほとんどこの精製段階で除外されてしまうため、栄養分のない甘味だけの砂糖となります。

種子島の本きび糖しかし、粗糖(いわゆるきび砂糖)そのものには、砂糖本来の甘い香りとコク、そしてミネラル(リン、カルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛など)が多く含まれています。
見た目は一粒一粒の結晶が光を放ち、たいへんきれいな粗目糖(ざらめとう)に仕上がっています。

種子島の本きび糖この粗糖が【ふきっ子おやき】で使用している“本きび糖”です。
餡を練ったり、おやきの具となる野菜の味付けしたりと、素材を引き立てる素朴な甘さが特徴です。

 

■ 種子島の玉黒砂糖

 

種子島の玉黒砂糖また、黒砂糖は砂糖製造工程で結晶と蜜を分離せずに、原料のさとうきびの絞り汁をそのまま煮詰めたものです。
まったくの無精製のため、粗糖よりもさらに多くのミネラル分を多く含みます。

種子島の玉黒砂糖【ふきっ子おやき】はより自然に近い“玉黒砂糖”を使っています。
野沢菜、切り干し大根の味付けには、この“玉黒砂糖”の、コクのある甘さが不可欠です。

 

みなさんはご存知でしょうか?

一般的に市販されている白砂糖は、大規模生産された海外産がほとんどです。
また、見た目は粗糖と似ている三温糖ですが、製法は上白糖と同じ。三温糖は上白糖よりもさらに数回加熱をするため、カラメル成分が形成され砂糖の結晶が黄みがかっています。
しかし、元から精製した糖を使っているため、上白糖の成分とほとんど同じなのです。

 

さとうきび生産地である種子島は、さとうきび栽培の北限ともいわれ、糖度は若干低いものの、収穫量は多いことで知られています。
種子島では、さとうきびの絞りかす(バガス)も、工場の発電用の燃料や家畜の飼料、さとうきび畑への肥料として使用し、島内でさとうきびを丸ごと使う循環システムができあがっています。

一方で、政府は食料自給率維持のため国内産糖への助成を行っています。

 

わたしたちは栄養の面のみならず、食料自給のためにも、てん菜やさとうきびなどの国産砂糖を買い支えていく必要があるのではないでしょうか。

 

 

おやきのつくり方

おやきのつくり方

 

 

「おやきをつくりたいけど、つくり方がわからない」

「面倒だけど、たまにはつくってみたいな」

「子どもと一緒につくれそう」

などなど、お店でお客さまからよくお聞きする言葉です。

おやきは、そもそも家庭でつくられてきた母の味。 初級編として、比較的簡単な“蒸かすおやき”のつくり方をご紹介します。

お子さまと一緒におやきづくりはいかがですか?

 

■ 材料(18個分)

 

おやきの皮の材料≪おやきの皮≫

  • おやきミックス…………500g
  • (お好みでベーキングパウダー 2~5g)

    または
  • 小麦粉(中力粉)………500g
  • ベーキングパウダー……10g
  • 砂糖……………………小さじ1
  • 水………………………350cc

おやきの具の材料≪おやきの具(野菜ミックス)≫

  • キャベツ…………………350g
  • 人参……………………100g
  • 玉ネギ…………………200g
  • 青菜(小松菜など)……200g

≪おやきの具(調味料)≫

  • 味噌……………………60g
  • 砂糖……………………25g
  • すりごま…………………30g
  • 昆布粉…………………小さじ1
  • 鰹節粉…………………小さじ1/2
※昆布粉・鰹節粉は、粉末だし(小さじ1)で代用可ですが、塩分が強いので味噌を少し減らしてください)

 

■ おやきの皮をつくる

 

おやきの皮をつくるおやきミックス500gに水350ccを少しづつ加えながら練っていきます。
※おやきミックスは“蒸かすおやき”、“焼くおやき”兼用なので、肉まんのイメージでつくりたい方は、ベーキングパウダーを粉に加えてください。

おやきの皮をつくる手の中でまとまるぐらいまでよく練ります。
べとつく感じがいつまでも残る場合は、粉を少し足してください。

おやきの皮をつくる手の中でまとまるぐらいまでよく練ります。
べとつく感じがいつまでも残る場合は、粉を少し足してください。

 

■ おやきの具をつくる

 

おやきの具をつくるおやきの皮(生地)をねかせている間に、具をつくります。
キャベツ・人参は千切り、玉ネギは半月切り、青菜は茹でて5mmの長さに刻んでおきます。
キャベツは小さじ1/2の塩をまぶし、5分ほどおいて水気を絞っておきます。
ボールに野菜をすべて入れ、調味料を加え、よく混ぜ合わせます(A)。

おやきの具をつくるAの具を、1個35g~40gほどに丸めておきます。

 

■ おやき皮で具を包む

 

おやきの皮で具を包むねかせておいた皮を18等分します。または1個45gづつ計り、丸めます。
打ち粉をしたプレートかお皿に並べておきます。(B)

おやきの皮で具を包む手に粉を少しつけ、Bの皮を手に取り少しづつ円形にのばしていきます。
このとき、中心を厚く、外側は薄くのばすように広げていくと、仕上がりがきれいになります。

おやきの皮で具を包む直径10~12cmほどにのばしたら

おやきの皮で具を包む具を中に入れます。

おやきの皮で具を包む具が出てこないように

おやきの皮で具を包むきちんと口を閉じます。

 

■ おやきを蒸す

 

おやきを蒸すセイロにお湯を沸かします。

クッキングシートを敷き、包んだおやきを置いていきます。膨らみを考えて、2cmほど間隔をおいて置きましょう。
(入りきらないおやきは2~3回に分けて蒸しましょう)

次に、強火で20分蒸します。
蒸かし上がったら、ザルなど通気性のあるものに置いてあら熱を取ります。

 

■ おやきのできあがり

 

おやきのできあがりこれで完成!

できあがったら、温かいうちに召し上がるのが一番です。
食べきれない場合は、1個づつラップで包んでおきます。
その場合は召し上がる際に、ラップごと15秒~20秒ほどレンジで温めるとおいしく召し上がれます。

 

※今回は野菜ミックスをご紹介しますが、基本的に具はご家庭でお好みの野菜でも肉でも、何を包んでもOKです。

※『おやきミックス』は柄木田製粉の製品です。直接お取り寄せも可能ですが、弊店にても取り扱っておりますので、お問い合わせください。

 

 

ふきっ子おやきの裏話

ふきっ子おやきの裏話

 

 

【ふきっ子おやき】の裏話をご紹介しちゃいます!

 

■ 裏話1:【ふきっ子おやき】のおやきができるまで

 

【ふきっ子おやき】のおやきができるまで_おやきを包む【ふきっ子おやき】の皮は、加水率120%です。
だから手のひらに乗せると、指の間から生地が落ちてしまいます。

このやわらかい皮で瞬間的に具を包み込むには、熟練の技が必要なのです。

 

【ふきっ子おやき】のおやきができるまで_特注の厚い鉄板で焼くすばやく生地に包まれたおやきは、すぐさま特注の鉄板の上に並べられます。

ここで両面をすばやく焼き固め、生地がダレてこないように形を整えます。

 

【ふきっ子おやき】のおやきができるまで_せいろで蒸す焼きの工程で形を整えたおやきは、次にせいろに入ります。

ここで10分から15分蒸し上げます。

1枚のせいろでに蒸しあがるおやきは(普通サイズの場合)最大36個。100%手づくりだから、1日の生産量には限界があります。
ごめんなさい。
でもおいしいおやきのためなのです。

 

【ふきっ子おやき】のおやきができるまで_できあがりはい、蒸しあがりました!
これができあがった【ふきっ子おやき】のおやきです。

これから冷ましに入って、個別にビニール袋に入れて商品となります。

 

■ 裏話2:準備中……かな?

 

裏話2、coming soon……かもしれません。
お楽しみに!

 

 

おやきの道へ入った理由

【ふきっ子おやき】店主インタビュー

 

 

「子どものころ、おやきは好きじゃなかった」という、【ふきっ子おやき】の店主、小出陽子。

それがなぜおやきの道に進んだのか?

現在にたどり着くまでの道のりをお聞きしました。

[インタビュー:2007年12月]

 

■ おやき屋を継ぐまで

 

【ふきっ子おやき】店主インタビュー大学入学と同時に18歳で上京し、大学を卒業してからも東京で就職。東京暮らしが28年間続きました。
その間は長野に帰省することも年1~2回程度と、まったく故郷長野とは関りを持たなかったんです。
今でこそおやきやさんですが、実はまったく畑違いの事務屋さん。

 

【ふきっ子おやき】店主インタビューしかし、「私もずっとこのままでいいのかな?」って考えるようになりました。
先輩の男性社員は50代になってもキャリアアップして仕事に対する意欲や気力が充実し上昇していきますが、女性の私はどうなるんだろう?
女性は50代になると気力が萎えてくるような気がしていて、スキルがあっても会社での存在は下り坂に転じていくのかも?って、現実との狭間で考えることが多くなりました。

 

そんなことを思っていた矢先に、母が交通事故の加害者になってしましました。
先方の方はなんとか回復されて今はお元気なのですが、母はその当時、相当つらかったようです。

もう何もしたくないというほど、かなりの落ち込みようでした。

 

【ふきっ子おやき】店主インタビュー当時、母が営んでいたおやき屋ですが、お店も辞めるっていい出すほどでした。
ちょうどその頃に私の心の変化が重なって、母も心配だったので長野に戻る決心がついたんだと思います。
そうして母に「お母さん、おやき屋のあと継ごうか?」ってちょっと話したら、「アンタ、そんなねー。アンタが考えるような簡単な仕事と違うんだよ」「アンタの給料の1/5も儲からないのに平気なの? 食べていくのもやっとなんだよ」って、現実はとても厳しくお金の稼げる商売ではないといわれました。
要するに「やめておけ」ってことですよね。

 

でもこのまま仕事を続けていても会社の歯車でしかない。
私が抜けても誰かが代わり、会社は問題なく続いていくんだと思うとやはり空しさを感じました。

だから母に「お金よりもお母さんのつくるおやきを継いでいきたいだけ」と、いい続けました。

わたしは4人姉妹ですが、母のおやきをつくれる娘はひとりもいなかったんですよ。
だから、なおさら私が!って思ったのかな? 他の3人はみんな嫁いでいましたしね(笑)。

結果、母も渋々ながら承諾してくれたし、元気になってくれました。

でもわたしだけじゃなくて、一番下の妹までおやき屋を手伝うといって、会社を辞めちゃって。
母は承諾したものの、2人の娘がおやき屋になるなんて、かなり心配だったと思いますよ。

 

それから一年間は真剣に修行しました。

そして【お八起】が【ふきっ子おやき】として、リニューアルオープンしたんです。

 

■ 【ふきっ子おやき】のコンセプトは

 

おやきって『丸ナスおやき』や『野沢菜おやき』が有名だけど、それだけじゃない。
私のおやきに対するコンセプトは“野菜を小麦粉で包んだモノ”なんです。

野菜はその時の“旬のモノ”だったり、“家庭で使い切れないモノ”だったりでいい、その野菜たちを小麦粉で包むのが『私のおやき』なんです。

 

【ふきっ子おやき】のおやきおやきは地元に根付いた郷土食ですが、地元で今(現在)を生きてる人たちが「おいしい」と思ってくれるおやきをつくってみたいと思ったんです。

そのコンセプトで最初に思いついたのが『トマト』だったんです(笑)。
だから、初めて誕生したオリジナルは【和のトマトおやき】です。

それを「奇抜だ」とか、「キをてらった」とか、「門外漢だ」とかいわれましたけど(笑)。でも私の思い描くおやきというカテゴリーからはちっともはみ出していないんです。

 

今の若者におやきを食べて欲しいから。

おやきから離れていって欲しくないから。

 

【ふきっ子おやき】のおやき『野沢菜おやき』や『切干大根おやき』や『ナスおやき』はなんか田舎くさいとか、何でいまさらおやきなの?っていう若者でも『トマトのおやき』なら食べたい!っていうかもしれないじゃないですか。

おやきが好きじゃないっていう現代の人たちが、新しい味のおやきに遭遇して、おやきを見直してくれるかもしれないって思ったんです。

おやきの間口は広ければ広いほど良いんです。

おやきはこの具じゃなきゃダメだっていえば、若者のおやき離れが増えるだけでしょ。

 

“おやき”の間口を広げて、“おやき”を好きになってくれて、“おやきが好きな信州人”が増えて、“おやきで育った子供”が“おやきの好きな大人”になっていく。

そして、やっぱりおやきは『丸ナスおやき』や『野沢菜おやき』が一番!という大人になる。
つまり『おやき原点への回帰』が私のおやきに対する根幹のコンセプトです。

 

だからこそ、信州人にとって『郷愁』であり『原点』である『丸ナス』や『野沢菜』のおやきは絶対に守っていかなければいけない大切な味だと考えていますし、それらのおやきが誕生した時代には化学調味料や添加物なんてなかったわけですから、『無添加のおやき』にトコトンこだわっているんです。

本場おやきの伝統を守っていかなければいけないっていう使命感は強いですよ~。
とにかく「おいしい」っていわれるおやきを真剣に作り続けたいだけです。

 

■ おやきブームは去った?

 

母の時代は、おじいちゃんやおばあちゃんが「ちょっとお茶請けにほしい」といって、ご近所から買いに来られるお客さまがほとんどでした。

でも今は『新しいおやき』を提供することで客層もお子さま連れのお母さんや主婦の方に代わりつつあって、20代、30代、40代の層が確実に増えています。

男性のお客さまも週末とか会社の昼休みにわざわざ来てくれるようにもなりました。

お客さまの年代層がドラスティックに変化していることを、作り手、売り手として感じています。

「おやきもまだまだ捨てたもんじゃないよ」っていう充実感ですね(笑)。

つまり、見慣れたモノでも切り口を変えて提案することで、お客さまの関心を呼び覚ますことができるんです。
私のおやきに対するコンセプトは間違っていなかったと思える日が確実に来ると信じてます。

 

 

おやきに関する食習慣

おやきを食す日

 

■ “おやきを食す日”制定の由来

 

信州には、行事や仏事に因んだ“ハレの日”におやきを食べるという習慣がありました。また、日常“ケの日”に食べられていたおやきもあり、“ハレ”“ケ”共におやきが食卓には欠かせない食べ物だったのです。

現在もお彼岸やお盆にはおやきを食べるご家庭は多いのですが、歴史を掘り返すとまだまだたくさんの【おやきを食す日】があるのです。

 

ここで金子万平著「おやき・焼餅の話」からの抜粋をご紹介させていただきます。

ふだん作っているおやきは、更に年中行事の食として、節目をつけている。例えば1月2日には今年もまるくいくように朝おやきをやく“年玉おやき”。
田植えが終ると近所中へおやきを作って配る“農休み”、8月1日のウラ盆には“なすのおやき”、8月7日の朝食は“七夕おやき”、8月14日の朝食は“なすと小豆のおやき”、9月9日、19日、29日はおくんちと言って“なすおやき”。また11月には“くわあげ”“かまあげ”“棒あげ”“ねこたたき”など、それぞれおやきを作って祝った。12月31日は“まるめあげ”といって、今年もまるくおさまったという意味で、おやきをまるめた。

(太田春子『おやきの今昔』より)

 

これ以外にもまだまだおやきを食べてきた日がありますが、代表的な日を年間で7日間ピックアップし、今回の信州おやき協議会制定【おやきを食す日】とさせていただいたのが経緯です。

 

■ “おやきを食す日”制定日

 

おやきを食す日

 

■ おやきを食す日詳細

 

 

 

信州おやき憲章

信州おやき憲章

 

■ 信州おやき憲章

 

信州おやき協議会が定めた【信州おやき憲章】をご紹介します。

※クリックすると別ウィンドウで拡大画像が表示されます。

 

信州おやき憲章

 

■ 信州おやき憲章(テキスト版)

 

画像では読みにくいという方のために、テキストでも表示しておきます。ご覧ください。

  1. 信州おやきは、小麦粉などの皮で 野菜を包んだ信州の郷土食です
    ~家庭で生まれ、家庭とおやき職人が育てた信州の味です~

  2. 信州おやきは、信州産食材の使用を心がけています
    ~安全で安心できる毎日の食生活と健康を支えます~

  3. 信州おやきは、ひとつひとつ心を込めて手包みしています
    ~手づくりの工程を大切に、丁寧に作っています~

  4. 信州おやきは、手のひらサイズです
    ~持ち運び便利な元祖携帯食です~

  5. 信州おやきは、春夏秋冬の味わいがあります
    ~季節ごとにさまざまな旬の素材を用いています~

  6. 信州おやきは、各地で受け継がれた独自のつくり方を大切にします
    ~製法はいろいろです。それぞれのこだわりを感じてください~

  7. 信州おやきは、作り継がれることで食文化を伝承していきます
    ~郷土の歴史と食文化を次世代へ橋渡しします~

  8. 信州おやきは、食べると心が丸く温かくなります
    ~一人で味わうも良し、みんなで会話を弾ませるも良し~

  9. 信州おやきは、いつでも、どこでも、いくつ食べても自由です
    ~朝食、昼食、夕食、十時三時のおやつ、夜食、お土産に~

  10. 信州おやきは、日々努力、日々進化、日々反省です
    ~子供からお年寄りまで広く末永く愛されるよう育んでいきます~

信州おやき協議会

 

 

ふきっこの季節のおやき一覧

ふきっ子おやきの季節のおやき年間一覧

ふきっ子おやきのコンセプトは
旬野菜を包むこと。

ここ信州では四季を通じて、おいしい野菜が収穫されます。
先人たちはその季節、季節の野菜をおやきに包んできました。

だから、現代のわたしたちもおやきを通して季節を感じていたい。
そんな思いから、地場の旬野菜を使った季節限定のおやきを毎月お作りしています。

この紹介ページは、ふきっ子おやきの“四季巡り”です。
登場するおやきを通して、信州の四季を感じてください。

なお、天候不順や店主の気まぐれによって、販売時期がずれることがございます。何卒ご了解くださいませ。

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